日本製鉄株式会社は、世界有数の鉱物資源会社であるヴァーレ社（Vale S.A.：ヴァーレ）との間で、カーボンニュートラル製鉄プロセスの実現に向けて関係を強化し、具体的な方策を検討・議論していく為の覚書を締結した。

この覚書に基づき、日本製鉄とヴァーレは直接還元鉄、グリーン型銑、グリーンブリケットやその他のカーボンニュートラル製鉄プロセスに資する原料の活用を共同研究し、これらの実現可能性を追求する。

日本製鉄は、2021年3月に「日本製鉄カーボンニュートラルビジョン2050」を公表し、「地球」規模での環境課題を、経営の根幹をなす重要課題と位置づけ、諸対策の検討・実行を図っていき、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求し、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)にも合致した活動を通じて、これからも社会の発展に貢献していく、としている。